お子さんのことばの発達がゆっくりな場合、どのように関わればよいか悩むことがあるかもしれません。「ことばを増やさなければ」と焦るあまり、一方的に言葉を教え込もうとしてしまうことも。しかし、お子さんの興味・関心を大切にしながらことばを育てることが重要です。
ことばの発達を促すためには、お子さんが「何に注目しているのか」をよく観察することが大切です。
お子さんが発した言葉をそのまま繰り返すだけでなく、少しだけ情報を追加して返してあげることで、ことばの発達を促せます。
このように「プラス1語」を意識することで、お子さんが自然にことばを増やしていく手助けになります。
つい「これは何?」「これは何色?」と問いかけてしまいがちですが、これが続くとお子さんは「答えなきゃ」とプレッシャーを感じてしまうことがあります。お子さんが自発的にことばを使う機会を増やすためにも、遊びの中で自然にことばを学べる環境を整えましょう。
ことばを覚えさせようとするのではなく、「ことばを使うのって楽しい!」と感じられるようなやりとりを大切にしましょう。お子さんが言葉を発しなくても、コミュニケーションが成立していることを伝えてあげることで、安心してことばを学ぶことができます。
お子さんのことばの発達を促すためには、正しいことばを教え込むのではなく、楽しいやりとりの中でことばを育てることが重要です。「興味・関心に沿って語りかける」「プラス1語を意識する」「クイズのような質問を控えめにする」などのポイントを取り入れながら、お子さんが安心してことばを使える環境を整えていきましょう。