お子さんの滑舌・発音が気になると、「お口の体操やトレーニングをした方がいいのかな?」と迷いますよね。
このコラムでは、滑舌とお口の体操の関係性や、ご家庭でできる具体的な取り組みについて解説します。

お子さんの、さかな→「ちゃたな」、くつ→「くちゅ」などの発音の誤りはお口の体操で良くなるのでしょうか?
SNSなどで、滑舌を改善する方法としてお口の体操や舌を回す運動がよく紹介されています。
しかし、これをそのままお子さんに当てはめて効果が期待できるかについては、慎重に考える必要があります。
大人が滑らかに話すためのトレーニングや、高齢者の飲み込む力を維持・向上させる目的には効果的ですが、お子さんの場合は、発音の不明瞭さの背景にさまざまな要因が隠れている可能性があるからです。
お子さんが流暢にお話しするためには、口の運動だけではなく、頭の中のことばの処理も大きく関係しています。
また、声を出さない口の体操は、発音の改善にはあまり繋がりにくいということも分かってきています。

お子さんの年齢や発達段階によって、適したアプローチは異なります。 明瞭にハキハキとお話しすることは、ことばの発達の後半に完成されます。

この時期は、口の動かし方の練習よりも、まずはしっかりと耳を育ててあげることが重要です。
文でお話しすることなど、ことばの発達がまだ進んでいる途中であれば、滑舌を気にするのは後回しでも問題ありません。
5歳ごろになると、自分の言いたいことをある程度正しい音でお話しできるようになってきます。
もし「さ行」など特定の音が言えない場合は、直接その音を出す練習をする方が効果的です。
また、全体的に発音が不明瞭な場合は、聞こえにくさや慢性的な鼻づまりなどが隠れていないか、必要に応じて耳鼻科や歯科などの医療機関に相談することをおすすめします。

ご家庭でできるおすすめの取り組みとして、「リキャスト」という方法があります。
これは、お子さんの言い間違いに対して、大人が正しい発音を聞かせてあげる方法です。
例えばお子さんが「ごはん」を「どはん」と言ったとします。
その時に「違うよ」と間違いを指摘するのではなく、「そうだね、ごはん食べようね」と正しいことばをさりげなく聞かせてあげましょう。
一度だけでなく、生活の中で何度も正しい音を耳に届けてあげることが大切です。
お子さんの滑舌がいつまでも曖昧で心配な時は、専門家を頼ってみるのも一つの方法です。
ことばの相談室ことりでは、言語聴覚士が専門的な視点でお子さんの状態を見立てます。
お子さんがどうして発音しにくいのか、その原因をしっかりと評価し、適切な介入を行います。 お子さんが楽しく取り組めるようにサポートしていきますので、少しでも迷うことがあれば、ことばの相談室ことりへお気軽にご相談ください。
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【お口の体操】ほとんどの親が知らない、子どもの滑舌を良くする方法についてお話します。
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