幼児期の吃音の積極的な介入(治療)は、お子さんの年齢や吃音の状態などによって検討します。
吃音介入の期間は、約1~2年程度が必要であることが多いことから、就学を目標に年中クラス(4~5歳)で介入をスタートすることが多いです。
では、実際に介入が始まった場合、幼児期の吃音に対してはどのような指導やプログラムが行われるのでしょうか?
現在ことばの相談室ことりでは、幼児の吃音の指導で主に行われ、科学的に効果が高いと認められている「リッカム・プログラム」や「DCM」に取り組んでいます。
今回はこれらの2つの介入方法についてご紹介します。

お子さんが「どもらずに話せた時」に、保護者の方が具体的にほめたり、肯定的な声かけをします。
流暢に話すことを増やし、定着させていくことを目指します。週1回、専門家が保護者の方へ指導を行い、ご家庭で毎日短時間の練習を続けます。
お子さんが「話す時に必要とされる力(要求)」と、「今持っている能力(能力)」のバランスを整えるアプローチです。
保護者の話すスピード、お子さんへの質問の仕方など、会話の環境を調整しながら、お子さんの発話能力を少しずつ伸ばしていきます。
幼児期の吃音介入に効果のある、リッカムプログラムとDCM。どちらを選ぶとよいのでしょうか?
研究の結果、リッカム・プログラムとDCMのどちらも、吃音を減らす効果があることが分かっています。どちらの方法がより優れているという結論は出ておらず、どちらも有効な方法だと考えられています。
2つの介入方法についても情報提供を行い、ご家庭の状況に合わせて言語聴覚士と保護者がよく話し合って決定していきます。
リッカム・プログラム・DCMともに、効果を最大限に引き出すため、週に1回程度の頻度で専門家の指導を受けることが推奨されています。
月に1回や2週間に1回といった少ない頻度では、効果が限定的になってしまう可能性があります。
とはいえ、ご家庭の事情で週に1回通うのが難しい場合もあるかと思います。
その場合は、効果が少し下がるかもしれないことを理解した上で、できるだけ週1回に近いペースで継続することが勧められています。
ことばの相談室ことりでも、これらの科学的根拠に基づいた「リッカム・プログラム」と「DCM」の2つの介入方法を、お子さんの状態やご家庭の状況に合わせて実施しています。
また、オンラインでのご相談も受け付けており、遠方にお住まいで定期的に通うことが難しいご家族に対しても、ご利用いただきやすいような体制を整えています。
吃音の相談先をお探しの場合は、ぜひことばの相談室ことりまでお気軽にご相談ください。お子さんと保護者様が安心して過ごせるよう、精一杯お手伝いさせていただきます。
―おしらせ―
熊本県熊本市中央区に、ことばの相談室ことりの2号店となる、
「ことばの相談室ことり くまもと桜町」が開室しました。
■ 所在地
熊本県熊本市中央区桜町1−28
桜町センタービル 406号室
※複合施設サクラマチクマモトからすぐ近くです