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熊本市で、ことば・発音・吃音・学習の相談をするにはどうすればいいの?

くまもと桜町
2025.05.27 更新

「ことばがゆっくりだけど大丈夫かな?」「発音が聞き取りにくいかも…」「最近、ことばがつかえて話しにくそう」――お子さんのことばやコミュニケーションに関する不安は、保護者にとってとても気がかりなものです。
熊本市では、さまざまな公的・医療・民間の支援機関があります。ここでは、どんな相談先があるのかを整理しつつ、私たちことばの相談室ことりがどのようなお手伝いができるのかをご紹介します。

公的な相談窓口

まず最初の相談先としておすすめなのが、お住まいの区の保健師さんです。必要に応じて、相談場所や相談時期を助言してくださいます。
熊本市には、心理士や言語聴覚士などの専門職が対応する施設もあります。予約制で発達相談や必要な検査・支援先の紹介を行っており、「まず話を聞いてほしい」という時に心強い存在です。

医療機関での専門的評価も選択肢に

小児科や発達外来のある医療機関では、医学的な視点からの評価や診断を受けることができます。
精神発達症など(ことばの遅れや発音の幼さ、吃音など)が疑われる場合には、医師の診断をもとに保険適用での言語聴覚士(ST)による言語訓練を受けることが可能です。

「発達障がい受診ハンドブック」~発達障がいについて診療できる医療機関~ /熊本県のホームページ(外部リンクが開きます)

福祉制度を利用した児童発達支援

福祉サービスのひとつである「児童発達支援」では、発達が気になる未就学のお子さんを対象に、通所型で継続的な支援を行っています。
言語支援だけでなく、遊びや生活支援、ソーシャルスキルトレーニングなども含まれます。利用には「受給者証」の申請が必要なため、市区町村の窓口に相談が必要です。

学校に通っているお子さんには教育相談も

就学後の「授業中に集中できない」「読み書きが苦手」などといった相談にもお子さんについては、学校内の支援体制などについて熊本市委員会に相談することが可能です。
まずは、担任の先生や教頭先生などにご相談されることをおすすめします。

専門性を重視するなら、言語聴覚士による個別支援という選択

「もう少し具体的な練習をしたい」「子どもに合ったやり方でじっくりことばの力を伸ばしたい」
そんな方には、言語聴覚士による自費のマンツーマン支援という選択肢もあります。

「ことばの相談室ことり」では…

熊本市中央区桜町にある「ことばの相談室ことり」では、言語聴覚士が一人ひとりのお子さんの状態を丁寧に把握し、オーダーメイドのレッスンを提供しています。

  • 対応内容:ことばの遅れ/発音の不明瞭さ/吃音/語彙や文法のつまずき/読み書きの困難 など

  • レッスン形式:完全予約制の個別レッスン(30/45/60分)※初回はアセスメントや説明を含めて70分

  • 特徴:医療機関とは異なり、待ち時間なく継続的にトレーニングが可能。ご家庭と連携しながら、保育園・幼稚園・学校生活へのアドバイスも行っています。

自費マンツーマンのメリットとは?

公的支援や医療との違いは、「今、必要な支援を、今、始められる」というスピードと柔軟性にあります。また、同じ言語聴覚士が継続的に関わることで、お子さんの小さな変化や得意・不得意を見逃さず、丁寧に寄り添うことができます。

保護者の方からは「話すことに自信がついてきた」「家庭でも関わり方のコツがわかってきた」などのお声もいただいています。

お子さんの「ことば」に寄り添うために

お子さんのことばに関する悩みは、早めの気づきと支援でぐんと伸びる可能性があります。
「ことばの相談室ことり」は、お子さんの「話したい」「伝えたい」を大切にしながら、ご家庭と一緒に歩んでいく相談室です。初回相談も受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。

(文・堀美月)

―おしらせ―

熊本県熊本市中央区に、ことばの相談室ことりの2号店となる、
「ことばの相談室ことり くまもと桜町」が開室しました。

■ 所在地
熊本県熊本市中央区桜町1−28
桜町センタービル 406号室
※複合施設サクラマチクマモトからすぐ近くです