「うちの子、2歳になったけど、まだあまりお話しない…」「ことばがはっきりしないけど、大丈夫かしら?」
2歳頃のお子さんのことばの発達について、そんなふうに心配になったり、不安を感じたりすることはありませんか?
ことばの発達は、一人ひとりペースが違うものです。周りの子と比べて焦ってしまうこともあるかもしれませんが、まずはお子さんとの日々のコミュニケーションを楽しみながら、ことばを育んでいくことが大切です。
ここでは、言語聴覚士がマンツーマンでことばの相談やレッスンをおこなっていることばの相談室ことりから、ご家庭で気軽に試せる、お子さんのことばの発達を優しくサポートするための6つのヒントをお届けします。
大人がゆっくりと、はっきりとした声で話しかけることで、お子さんはことばの音を正しく聞き取りやすくなります。
「ワンワン、いたね」「ブーブー、かっこいいね」「もっとほしいの?」など、短くてシンプルなことばは、お子さんが真似しやすく、理解しやすいです。
たとえ不明瞭な発音でも、お子さんが何かを伝えようとしている時は、その意欲をまず認めてあげることが大切です。
おままごとやブロック遊び、お絵かきなど、日常の遊びの中に、どんどんことばを添えてみましょう。
ことばだけでなく、笑顔や驚いた顔、身振り手振りを交えて話しかけることで、お子さんはことばの意味をより理解しやすくなります。
絵本の読み聞かせは、お子さんがたくさんの新しいことばに触れる機会となります。
お子さんの発達のスピードは、一人ひとり異なります。周りと比べず、焦らずに、まずはお子さんとのコミュニケーションそのものを楽しむことを大切にしてください。
日々の小さな関わりを丁寧に積み重ねていくことで、お子さんは少しずつ、でも確実に成長していきます。
もし、「これでいいのかな?」「専門家にも相談してみたいな」と感じたら、いつでも私たちことばの相談室ことりのような専門機関にご相談ください。一人で抱え込まず、一緒に考えていきましょう。
(文・堀美月)
―おしらせ―
熊本県熊本市中央区に、ことばの相談室ことりの2号店となる、
「ことばの相談室ことり くまもと桜町」が開室しました。
■ 所在地
熊本県熊本市中央区桜町1−28
桜町センタービル 406号室
※複合施設サクラマチクマモトからすぐ近くです。